小樽は異国情緒溢れるレトロな街並みで人気の街ですが、ニシン漁や交易で財を成した漁師や実業家が築いた建造物が数多く残る街でもあります。今回「銀鱗荘」「旧寿原邸」「旧青山別邸」を巡りつつ、行列の途切れない人気蕎麦店「薮半」でお昼をいただくという、ちょっと魅力的な日帰り旅行を6月5日(金)に行いました。
銀鱗荘と旧青山別邸は共に国の登録有形文化財に指定された豪華絢爛な鰊御殿でご存じの方も多いと思いますので(どちらも素晴らしかったですよ!)ここではちょっとマイナーな旧寿原邸についてご紹介したいと思います。旧寿原邸は小豆の国際相場を動かして巨万の富を得た小樽の商人高橋直治が築き、後に建築資材の卸問屋を経営していた寿原外吉の手に渡った邸宅です。
この旧寿原邸、面白い造りになっていまして、玄関階には和室が、そこから階段を上った先には瀟洒な洋間があり、さらに上階に上ると和風の大広間が広がっているというあたかも3階建てのような造りなのですが、土地の高低差に合わせて建てられた平屋の家屋(厳密には木造2階建て構造)なのです。坂の街小樽の地形を巧みに活かした建物と言えるかもしれませんね。
外観内部共にどちらかと言えば質素、でも細部に目を凝らせば素材の良さや手の込んだ様子が目に入り、施主の控えめ(?)なセンスが個人的に好ましく感じられた建物です。入館無料と敷居が低いのも好印象で、外国の若者達(フランス人かな?)も大広間で談笑していました。
お昼は「小樽で蕎麦を食べるならここ一択」と地元小樽の阪口さんご推奨「薮半」で。雲丹とじそば、割子そば、にしん蕎麦、せいろと各自お好みのメニューを選び、天ぷらの盛り合わせも追加してお腹いっぱい名店の味を楽しみました。店に着いた時も出る時も待ち客で長蛇の列でしたが、我々は予約をしていたのですんなりと入店。予約してくれた阪口さん、ありがとうございました!
参加者:伊場、井上、蝦名、阪口、鈴木、荒川 (敬称略)
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