俳句部 活動報告
俳句部便り(2025.10)
 
  報告 佐野さん 

 私たちの花鳥諷詠に心を寄せる俳句会「桜貝」定例会を8月は猛暑によりお休みとなり、9月16日に関東礦油(株)の会議室をお借りして開催しました。「詩趣を伴った十七字の範囲で、季題が不可欠で文学性のある俳句」を目指していますが、今年のこの時期において、秋の季題に心を寄せても夏の景色だけが強く、句友の皆さんも大変に苦心した中できっちりと作り上げたことは、日頃からの俳句マインドのたまものに他ありません。  

2025年9月分メンバー作句(先生選の秀句)
 くさむらの中に点りてほたる草
 松田美子先生
 踏み石を濡らして去りぬ夜露かな  はじめ(永井)
 秋ともし一人ひとりにある時間  園生 (直井)
  潮風に黄色散らして女郎花  隆一 (猪股)
  庭園の蜻蛉群るる心字池   広彌 (三富)
  池の端に風のさらひし残暑かな   明  (安永)
  一口の濁り酒にも酔ふ心   利夫 (林)
  雨戸打つ音激しくて野分過ぐ   川司 (川上)
  葉先まで転がる光露の玉   豊  (佐野)


 2025年10月15日掲載