俳句部 活動報告
俳句部便り(2025.4)
 
  報告 佐野さん 

 私たちの俳句会「桜貝」は古来からの連歌・俳諧からの流れを汲み、「詩趣を伴った十七字の範囲で季題が不可欠で文学性のある俳句」を目指しています。

 その中で季語については春(234月) 夏(567月) 秋(8910月) 冬(11121月)のように区別してありますが、節分は冬、初午は春十八夜は春、端午の節句は夏等々、合致しない部分もあり、作句には最も苦労をしている部分です。

 

2025年4月分メンバー作句(先生選の秀句) 
 雨去りしばかりの木立風光る
 坪庭のどこも明るし春の雨
 にはとりの良く鳴く家や桃の花
 懐かしむことの増えけり桜舞ふ
 光乗せ水面たゆたふ花筏
 切り通し開けた海に風光る
 しきりなる落花に染まる古城跡
 坂道も楽しみとなる花見かな
 夕闇がせまりて白し花の雨
 
囀の見えぬなれども良き響き
松田美子先生
はじめ(永井)
文彦(松戸)
園生(直井)
隆一(猪俣)
広彌(三富)
明 (安永)
利夫(林)
欽司(川上)
豊(佐野)


 2025年5月15日掲載